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30代で脱サラ、専門学生になった理由 〜10年勤めた会社を辞めるまで〜

仕事に悩む男の画像 転職ノウハウ







みなさん、こんにちは!

「レジリエンサーCafe」の管理人、
30代で脱サラし専門学生をしているレジサンです。


今回は、
私が前職の会社を辞めた理由や経験談
私なりのアドバイス

について書こうと思います。
良かったらぜひ、ゆっくり読んでいってください。





はじめに







 私は現在、専門学校でITの勉強をしながらこのブログを書いています。

 私が発信できることとして、

「私の強みは何なのか?」

を考えました。

そしてそれは「私しか経験していない事」だと思いました。

  • 機械製作会社の工場で約10年働いた経験

  • キャリアを捨て、新たに別ジャンルに挑戦している経験

  • 30代で専門学生をしていること

一つ一つ見れば当てはまる人も多いと思いますが、
これらの組み合わせを持っている人はそうそういないと思います。


同じように、仕事に悩める人へ

この経験から得たこと、感じたことなどを
どんどん発信していこうと考えています。







経歴:機械エンジニアとしての経験



ギアの画像




まず、プロフィールのページでも紹介していますが

簡単に私の経歴を紹介したいと思います。


就職までの道のり


地元が工業系の企業が多いことと、
モノづくりが好きだったため、工業系の短期大学校へ進学。

卒業後は産業用機械を製造しているメーカーに就職しました。




会社の概要



ここでは大手の様々な医薬品や
食品メーカーの製造ラインに入れる機械を作っていました
(武○薬品さんとか、○の素さんとか、、、)。

一般の消費者からの知名度は全くない会社でしたが、
その業界のシェアはトップクラスで、
全国(ときには海外)の、何百社という規模で機械を納入していました。


製造工程を自動化するための機械なので、
人員不足の世の中はむしろ追い風で

コロナ禍では製薬会社の製品が売れるので、
マスクや消毒系の製品の製造ラインの受注が増えるなど、



他の業界と比べても不況知らずの、

いわゆる「安定した会社」
でした。






会社での苦労:残業、出張の多さ




残業の画像





これ、あるあるだと思いますが

一見、良い会社に思えても
中で働いている人にしか分からない苦労もたくさんありました




1.残業が多い!

「チャージ単価制」の導入により、
従業員(特に正社員)がたくさん残業しないと月の目標に達しない仕組みでした。

  • チャージ単価制とは?
    チャージ単価制度は簡単に言うと

    「従業員一人が1時間働くことで生じる全てのコストと目標利益を含めた料金設定」

    を見えるようにしたものです。



その為、月30時間は最低ライン。多い月は100時間超え
そして休日出勤は当たり前。

常に労働基準法のラインギリギリ(これが一番利益が出るので)を攻めていました。
実際、上司からも利益の為になるべくそうしろと言われていました。



2.出張が多い!

全国に機械を納入しており、
完成後の機械導入、定期的なメンテナンス、トラブル対応での出張が頻繁。

急な出張や海外出張も珍しくなく、
社内で仕事した後、定時後に他県まで日帰り出張
「中国に入れたラインでトラブったから、今週中国に行ってきてー」なんて事もありました。



中には出張先をハシゴしまくって
年間の半分以上社内にいない人もいました。







3.教育制度の不足

中小企業という事もありますが
基本、これといった教育はなく、現場で実務をしながら覚えていく体制。

ワンマン系の先輩の下について
コテンパンに言われてすぐに病む新人も多かったです。

これらの理由から離職率も高く
新人の定着率が低かったり、
ベテラン社員の中にも仕事を抱え過ぎて鬱になる
など、

病んだり体調を崩す人が続出していました。










良かった点:他の仕事にはない経験



楽しい画像



ここまではマイナスな面を色々と書きましたが(笑)

もちろん、良い面もありました



  1. 残業代はしっかり支給!

    多い時は手取りの半分以上が残業代(残業代だけで月14万とか)。
    バリバリ残業して稼ぎたい人にはピッタリだったと思います。


  2. 仕事好きな人が多い!

    オーダーメイドの機械制作で
    単調な作業が少なく、業務自体には飽きにくかったです。

    また、職人気質の人が多く
    納得するまで続ける!
    みたいなモチベーションの高い人は多かったです。



  3. 旅行の機会

    出張が多いので、もちろん仕事がメインですが
    タイミングによっては現地で数日休暇になったり、

    現地の方が社内より仕事のペースがゆっくり出来る事もあります(当然、逆もありますが)。



  4. ユルい雰囲気

    中小企業ならではの自由度の高さと、
    上司との距離の近さがありました。
     
    先輩も優しくてユニークな人が多く、
    人柄の良い社員が多かったように思います。









退職を決意した理由

 

決断の画像



約10年間働いた会社を去る決断は勇気のいるものでしたが、
早い段階から「定年までは続けられない」と感じていました。

理由は以下の通りです


  1. プライベートの時間の不足

  2. 給与の将来的な伸び悩みへの不安

  3. 頻繁な出張(特に長期)への抵抗感

  4. 理想的な先輩・上司像の不在




特に
自分が今後なるであろう先輩のポジションが
出張だらけだったり、
他の人より残業ばかりだったり、

自分の将来像として、理想的に見えないのが決定的でした。



独身時代は「遊ぶ時間がとれない」程度でしたが

結婚をし、パートナーと暮らすようになってからは特に


 ・「遊ぶ時間どころか、家庭の事が何もできない」

 ・「家にいない時間が多すぎる」



 そんな気持ちが日に日に強くなり

 私はこの職場を去る決断をしたのです。





 

まとめ & 会社が嫌になっている人へ



考える女性の画像




 この会社には20歳で入社し、約10年間務めました。


大した業績は上げられませんでしたが
後輩への面倒見の良さや、
周りがやりたがらない仕事も積極的にこなしてきた所が評価され、

20代後半の時には現場のリーダーも任されていました。


急な出張や超短期の納期対応など大変なことばかりでしたが、
おかげでコミュニケーション能力や、
トラブルでの臨機応変な対応力精神力が鍛えられ、

今ではかなりいい経験になったと思っています。


辞めはしましたが
この会社に入ったこと、「後悔しているか?」と聞かれても

「後悔はしていない!」と即答できる自信があります。



会社が嫌になっている人へ

もし、これを読んでくれた人の中で

自分が入った会社に後悔をしている人がいるのであれば、
「どんな経験も無駄にはならないので、後悔する必要はない」、と私は思います。


ただ大事なのは、過去を悔やむのではなく「この先、この生活を続けても後悔しないか?」という事です。

過去を後悔するくらいなら、10年後に同じような事にならないよう、今から行動する。


今行動できない人は、きっと10年前に戻ったところで行動できません。

「タラレバ」の話はいくらでもできますが、今の状態があるのは過去の自分が行動してきた(あるいは、してこなかった)結果であり、必然です。

そしてそれは、これから先でも同じこと。



新しい挑戦を考えている皆さん、
不安や恐れは当然あると思います

しかし、その一歩を踏み出す勇気があれば、
必ず新しい扉が開かれるはずです。





変えたいと思う気持ちが原動力となります。

少しずつでもいいので、行動していきましょう。




前職の話が長くなってしまったので、

次回の記事で

なぜ専門学校に入学したのか、
今現在学校で勉強している事

などを書こうと思います。
ではまた。







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