はじめに
みなさん、こんにちは!
みなさんは、最近の世界の食糧問題についてどれくらい知っていますか?
じつは今、地球上では人口がどんどん増えて、食べ物の需要もどんどん上がっています。
さらに気候変動や資源の枯渇もあって、食料生産が大変なことになってるんです。
そこで注目されているのが、なんと「昆虫食」!
栄養価や、養殖のしやすさ等から話題となっています。
しかし一方で、食用コオロギを使用した事業を展開する「グリラス」っていう会社が破産しちゃった、なんてニュースも。
昆虫食って、最近時々耳にするようになったよね。
虫は苦手だからあんまり気は進まないけど、、、なんでこんなに注目されているの?
今回は、そんな昆虫食をテーマに書いてみました。
なぜグリラスは破産してしまったのか?
そして昆虫食がどうやって未来の食糧難を救うのか?
その辺りを深掘りしていきたいと思います!
どうぞゆっくり見ていってください。
世界の食糧問題:現状と未来予測
人口増加と食糧需要
みなさんは現在地球上の人口がどれくらいか知っていますか?
現在、地球上の人口はなんと80億人以上いるそうですよ。
そして2050年には90億人を超える、なんてことも言われています。
日本では人口減少が問題だって言ってるけど、
世界の人口は増えているの!?
そうなんです。
日本は確かに少子高齢化が進んでいるので、あまり実感が湧かないかもしれませんね。
でも地球全体で見ると、人間ってこれだけ増えていっているんです。
でも人口が増えるのっていい事じゃないの?
確かに悪い事ではないのかもしれません。
ですが、これだけ爆発的に人口が増えるとすると何が起きるでしょうか?
そう、食べ物、特にタンパク質の需要が爆発的に増えるんです。
FAO(国連食糧農業機関)も、「今のままだと食料が足りなくなる」って言ってるんですから、深刻な問題です。
FAOは、「The State of Food Security and Nutrition in the World」などの報告書で、現在の食料生産方法が持続可能な範囲を超えており、
現状のままでは2050年までに必要な食料供給が困難であると指摘しているんです。
そして、以下のようなことを推進しているんです。
資源の制約
当たり前ですが、食べ物を作るためには、水や土地、飼料が必要です。
そしてこれらの資源は限られています。
しかも、気候変動で天候がおかしくなって、作物の生産にも影響が出てるんです。
肉を作るには大量の資源が必要で、昆虫と比べると全然効率が悪いんです。
環境への影響
牛や豚を育てる際にも、CO2やメタンガスといった温室効果ガスが排出され、地球温暖化にも影響していると言われています。
でも、昆虫の飼育はそれに比べて環境に優しいんです。
持続可能な食料生産を考えるなら、確かに昆虫食は魅力的でマストな食材なのかもしれません。
昆虫食の必要性と可能性
栄養価と食料供給
実は昆虫って、タンパク質やビタミン、ミネラルがたっぷり!
特にコオロギは栄養価が高く、少ない資源でたくさんのタンパク質が作れるから、未来の食糧需要に答えるには十分可能性があります。
環境負荷の軽減
昆虫を育てるには、土地も水も牛や豚に比べてずっと少なくて済みます。
同じ重さの牛肉を作るのに必要な土地の2000分の1で済むって言われてるんですから、すごいですよね。
地球の資源も守れるし、持続可能。
いわゆる「SDG’s」だ!とか言われて注目されていますね。
法規制と基準の必要性
昆虫食が普及するためには、「安全に食べられる」という信頼が必要です。
でも、今はそのための法律や基準が整ってないんですね。
これをしっかり作ることで、消費者も安心して食べられるようになるはずです。
グリラスの破産と昆虫食の受け入れ
ベンチャー企業「グリラス」の事例
「グリラス」って??
グリラスは、日本で食用コオロギの生産と商品開発を行っていたベンチャー企業です。
徳島市に本拠を置き、持続可能なタンパク質源として昆虫食の普及を目指していました。
「グリラス」はコオロギを食べ物に変えるパイオニアでした。
しかし消費者が理解してくれなかったり、少し前にSNSで批判が殺到して、2024年11月に破産してしまいました。
でも、さっきまで聞いた話だと昆虫食って結構いい事だらけだし、すごく未来のある業界のように感じたけど、ダメだったの??
やはり日本では特に、昆虫を食べるって抵抗感があるみたいですね。
X(旧Twitter)でも、会社に対して批判や否定的な声が多く上がっています。
この事例から見ても、昆虫食の普及ってまだ難しいんだなって思いますね。
社会の反応
日本では、昆虫を食べることに抵抗がある人が多いですね。
でも、食糧難を解決する方法として、昆虫食の価値を認める人も増えています。
教育とか、PRをどうやってするかってのが重要そうです。
メリットが多いとはいえ、確かに私も自ら食べたいとは思わないかも。。。
そもそも先進国では昆虫食自体、中々受け入れられないのが現状です。
「食料難」という未来の社会の問題に対して、日本では現状困っていない為に需要がない、もしくは需要よりも抵抗感の方が勝っている、といった事なのかもしれませんね。
技術革新と商品開発
昆虫を普通の食べ物のように感じてもらうには、調理法や見た目を工夫しないと受け入れられません。
例えば、昆虫を粉にして他の食品に混ぜたり、新しい昆虫料理を考えたり。
そういう工夫で、抵抗感をなくしていく工夫が必要です。
結論:今後はどうなる!?
食糧難は、私たちが今後直面する最大の問題の一つです。
昆虫食はそれを解決するかもしれない有望な方法ですが、文化や法律、技術の壁を乗り越えないといけません。
グリラスの破産は一つの教訓であって、昆虫食の未来を暗示するものではありません。
消費者教育、商品デザイン、規制の整備を進めれば、昆虫食は未来の食料システムの一部として大活躍する可能性もあります。
すごいのは分かったけど
虫嫌いな私からしたら、あんまり嬉しくはないしちょっと複雑かも。。
そうですね。
実際、食べたくない人が多い現状を考えると、食べなくて済むならその方が望ましいのかもしれません。
これについては様々な意見があり、まだまだ議論の余地がありますね。
いくら栄養価が高いって言っても、私は中々食べたいと思わないし、、
昆虫食に対して反対している人の意見も否定はできないなぁ。
もちろん昆虫を食べたくない人は、食べなくていい選択が出来ることが一番です。
しかし近い将来、もしも世界的な食糧難が起きた時、私たちは選択を迫られるかもしれません。
そうは言っても、食料難なんてほんとに来るのかな!??
それは分かりません。
しかし世界的な人口の増加に伴い、今まで以上の食料確保が必要になってくるのは間違いありません。加えて近年は気候変動の影響も多いですしね。
仮に食糧難に陥ったその時、今回紹介したような会社が昆虫を美味しく加工しパッケージングしたモノが普及していれば、抵抗感や考え方も変わってくるかもしれませんね。
食糧難を乗り越え、地球の資源を上手に使うための人類の挑戦は続きます。
それに、単純に「食の選択肢が増える」という事は、私たちがより豊かで自由な生活を送る事が出来る環境になっていくということでもあります。
昆虫食がこれから普及していくかはまだまだ分かりませんが、今後も注目される機会は少なくないように思えます。
みなさんも「未来の食」について、考えてみてはどうでしょうか?
ではまた!