こんにちは、みなさん!
今日は、投資の世界で効果的な戦略として知られる「ドルコスト平均法」についてお話しします。
「ドルコスト平均法」!??
何だか難しそうなんですけども。。。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はとってもシンプルで、初心者の方にもおすすめの投資方法なんです。
さあ、一緒に学んでいきましょう!
ドルコスト平均法って何?超簡単に言うと…
ドルコスト平均法とは、「決まった金額を定期的に投資する方法」のことです。
例えるなら、毎月のお小遣いの一部を貯金箱に入れるようなものです。ただし、この貯金箱は普通の貯金箱ではなく、中身が増えたり減ったり(=投資運用)する不思議な貯金箱なんです。
なぜドルコスト平均法がいいの?
- 値段の高低を気にしなくていい:
株価が上がっても下がっても、同じ金額を投資し続けるので、タイミングを考える必要がありません。 - 平均購入単価を下げられる:
安いときにたくさん買えて、高いときは少しだけ買うことになるので、結果的に平均の購入価格が下がります。 - 感情に左右されにくい:
「今が買い時かな?」「もう売った方がいいかな?」といった迷いが減ります。
ドルコスト平均法の具体例を見てみよう!
積み立ての具体例で考えてみましょう。
例:
「毎月1万円を、ある会社の株に投資する」とします。
株価の変動は以下の通りです:
1月:1株1000円
2月:1株800円
3月:1株600円
4月:1株900円
5月:1株1100円
6月:1株1500円
ドルコスト平均法を使った場合
この方法は、
「決まった金額を定期的に投資する方法」というものです。
株価というのは常に上下するので、
毎月同じ1万円でも、購入する時の時価によって購入可能な数が変わります。
- 1月:10株購入(1万円÷1000円)
- 2月:12.5株購入(1万円÷800円)
- 3月:16.67株購入(1万円÷600円)
- 4月:11.11株購入(1万円÷900円)
- 5月:9.09株購入(1万円÷1100円)
- 6月:6.67株購入(1万円÷1500円)
6ヶ月間で合計66.04株を購入し、総投資額は6万円です。
一括投資との比較:
やっている事はなんとなく分かったけど
一括で購入するのと何が違うの??
これだけでは、どのように差が出るのか分かりませんよね。
では次に、一括で投資した場合と比較してみましょう!
もし、この人が1月に6万円を一括投資していたら、
60株(6万円÷1000円)を購入できていました。
つまり、6月時点の株価(1500円)で計算すると:
- ドルコスト平均法:66.04株 × 1500円
= 99,060円 - 一括投資:60株 × 1500円
= 90,000円
この例では、ドルコスト平均法の方が9,060円多い結果となりました。
投資額は同じ6万円なのに、こんな差が出るの!?
「ドルコスト平均法」では、株価が高い時には少量、株価が安い時にはたくさん買う事になります。
定期的に決まった額購入することによって、変動リスクをうまく分散させているんですね。
そしてこれは株価だけではなく、円高や円安といった為替の変動リスクも抑えることが出来ます。
ただし、必ずしも「ドルコスト平均法」の方が得をするとは限りません。
一括投資の方が大きな利益を得られる可能性はありますが、一方でその分大きく損失を被るリスクも高くなります。
ドルコスト平均法は、このようなリスクを分散させる効果があります。
ドルコスト平均法のメリット
- リスクの分散:
何と言ってもコレ!
一度に大金を投資するのではなく、少しずつ投資するので、リスクを時間的に分散できます。 - 市場のタイミングを気にしなくていい:
「今が買い時か」「もう売り時か」といった悩みから解放されます。
コツコツ投資を続けるだけでOK! - 感情に左右されにくい:
株価が上がっても下がっても、決めた金額を投資し続けるので、パニックになったり、興奮したりすることが減ります。 - コツコツ貯まる喜び:
毎月の積立てが習慣になり、長期的な資産形成につながります。
ドルコスト平均法の注意点
良い事だらけのようにも見えますが、以下のようなデメリットもあります。
十分理解したうえで運用しましょう!
- 短期的には利益が出にくい:
株価が急上昇しているときは、一括投資の方が利益が大きくなる可能性があります。 - 手数料に注意:
頻繁に取引すると手数料がかさむ可能性があるので、手数料の安い投資信託やETFを選ぶのがおすすめです。 - 長期的な視点が必要:
短期的な変動に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが大切です。
ドルコスト平均法を始めるには?
- 投資先を選ぶ:
初心者の方は、幅広い企業に分散投資できる投資信託やETFがおすすめです。例えば、日経平均株価に連動するETFなどが人気です。 - 投資金額を決める:
無理のない範囲で、毎月の投資金額を決めましょう。5,000円や1万円から始める人が多いです。 - 投資のタイミングを決める:
毎月の給料日や、毎週金曜日など、定期的なタイミングを決めましょう。 - 口座を開設する:
ネット証券会社で口座を開設し、自動積立の設定をすると便利です。 - 継続する:
市場の上下に一喜一憂せず、粛々と投資を続けることが大切です。
ドルコスト平均法のバリエーション
「定期的に同額で買う」という仕組みは単純ですが、人によっては下記のようなカスタムをして、より効果を高めている方もいます。
- 増額方式:
徐々に投資金額を増やしていく方法。例えば、1年目は毎月5,000円、2年目は7,000円、3年目は1万円というように。 - ボーナス投資併用:
毎月の積立てに加えて、ボーナス時に一定額を追加投資する方法。 - バリュー平均法:
ポートフォリオの価値が目標値を下回ったら多く投資し、上回ったら少なく投資する方法。
まとめ:ドルコスト平均法で賢く投資しよう!
ドルコスト平均法は、初心者の方でも始めやすい投資方法です。
市場のタイミングを気にせず、コツコツと投資を続けられるのが大きな魅力です。
ただし、投資には常にリスクが伴うことを忘れないでください。自分の資金状況やリスク許容度をよく考えて、無理のない範囲で始めることが大切です。
さあ、今日からドルコスト平均法を使って、あなたも賢い投資家の仲間入りをしてみませんか?
コツコツ積み立てて、将来の自分にプレゼントを贈りましょう!
ではまた!