30代で脱サラ、専門学生になった理由 〜10年勤めた会社を辞めるまで〜 (つづき)

分かれ道の画像 雑記





みなさん、こんにちは!

「レジリエンサーCafe」の管理人

30代で脱サラ、専門学生をしているレジサンです。


前回は、私が前職の会社を辞めた理由や経験談を書きました。

今回はそこから、

どんな経緯で専門学校に入ったのか、

現在どんな事を勉強しているのか

その辺りを書いていきたいと思います。


ぜひ、ゆっくり読んでいってくださいね。




ITへの転身:新たな挑戦



パソコンの画像






今の仕事を続けるつもりはない。


 かといって、次にやることが決まっていないまま仕事を辞めることは当然ながらかなりリスクがある事ですし、そんなことはしたくありませんでした。

そもそも、今すぐに辞めたい!というほどイヤな仕事でもありませんでした。

ただ、「このままダラダラ続けても後で後悔するな~」と感じていました。

「何がやりたいか?」

「今後何をするべきか?」


仕事をしながら、そして仕事が終わったあとも、ずっと考えました。

そして私が行きついたのは「IT」という分野でした。




決めた以下理由は以下の通りです。


  • 社会的な需要が高まっている事(人口が減っている日本において、IT技術を駆使した自動化が進む流れになっている)。

  • 今後AIに仕事が奪われるのではと言われる分野がある中で、AIを利用する側になりたい

  • PC作業が苦じゃない

  • SFモノが好き(笑)


 
 PCには全く詳しくないものの、多少ですが動画編集をしたこともあり、性格的にPCの地道な作業は向いている方かな、とは思っていました。

しかしそれでも、ITの世界に飛び込むことは私にとって大きなチャレンジでした。

今までと全く異なる分野であり、一から学び直す必要がありました。





「職業訓練制度」という選択肢~低リスクのチャレンジ~





「今の職場を辞めよう」

 そう思いはしたものの、一番の問題となるのはやはりお金の問題
ある程度貯金はあったものの、普通に生活をするだけでお金というのは減っていくもの。

ましてや、今は生活を共にするパートナーもいる。


 新しい仕事に就こうにも、何かにチャレンジしようにも、お金の心配は尽きません

 悩んでいた時、知り合いの40代の方が仕事を辞めて職業訓練に通う事にした、と聞きました。

 存在は知っていたものの、今更勉強するより早く転職して稼ぎたい気持ちもあり、正直あまり興味はありませんでした。


 しかし話を聞いていると、 なんとこの職業訓練、「失業手当て」を貰いながら通えるとのこと。


自分でも色々と調べました。
以下にざっくり説明します。



職業訓練制度とは?




日本の職業訓練制度

  • 名称: ハロートレーニング
  • 目的:
    • 求職者や転職希望者の職業スキル向上
    • 就職支援やキャリアアップ

主な種類

  1. 公共職業訓練(離職者訓練)(←私はコレ)
    • 対象: 失業手当受給者
    • 訓練期間: 3ヶ月~2年
    • 費用: 無料(テキスト代等は自己負担)
  2. 求職者支援訓練
    • 対象: 失業手当を受給できない求職者
    • 費用: 無料(テキスト代等は自己負担)

特徴

  • 申し込み: ハローワークを通じて
  • 訓練内容:
    • 介護、IT、自動車整備、電気設備技術など多岐にわたる
  • 企業の独自訓練: トヨタ自動車やデンソーなどが運営する工業学園も存在


目的の効果

  • 労働市場のニーズに応じたスキル開発
  • 求職者の就職支援
  • 労働力の質の向上

このように、日本の職業訓練制度は多様なニーズに応じたスキル習得を支援しています。




 授業料もタダで、訓練が受けられる!

しかも、通っている間は失業手当を貰える私の場合は2年間)




私も知りませんでしたが、意外と手当を貰いながら受けられることはあまり知られていない気がします(私の身の回りにいる人はほぼ知りませんでした)。

もちろん、受けるには一定の条件やメリット・デメリットがあります。


そしてこの制度を利用するかしないかも、正直賛否両論あるかと思います。

この制度についての詳細は、また別の記事にまとめて書きたいと思います。


私は色々と考えた結果、この制度を利用する事にしました。




私はさっそく近くのハローワークで職業訓練に関する情報を聞き、

その中で専門学校での2年間長期訓練コース(普通に専門学生と同じ授業を一緒に受けるコース)を受けることにしました。





そして現在:専門学校に入学して


教室の画像



一回りも歳の違う学生達と馴染めるだろうか、、、


なんて不安もありましたが


 いざ入ってみてビックリ
応募したITのクラスでは半分近く訓練生の枠があり、



 27人中14人がハローワークからの訓練生でした。



 私が今31歳ですが、年上も5人ほど。
 一番上で50歳くらいの方もいます。



 前職も介護関係トラックの運転手料理人など様々。




 事情も人それぞれ色々ありますが、30代の自分からしたら4、50代の人は遥かにリスクのある決断だと思います。





それでも行動している人は行動しているのだな、と思いました。



現在学校で学んでいるのは、

  • 基本情報技術者試験(国家資格)
  • Linux
  • HTML、CSS、JavaScript(ホームページ作成など)
  • python
  • Java
  • フレームワーク(Javaサーブレット、FLASK) などなど、、、




正直、初めは何を言っているのかサッパリでしたが、

先生方も距離が近くて個人にもたくさん時間を割いてくれて、とても良い環境です。


私はこういった環境に恵まれる運は強い方かもしれません。






今後について


未来の画像





 学校側の手厚いサポートもあり、30歳を過ぎたらベリーハードと言われていた就職活動

無事に希望の会社から内定を貰うことが出来ました


学校で学んでて思いましたが、よくSNSとかで見かける、

PCでプログラミングを学んでフリーランスで独立!」なんて言葉

私も興味はありましたが、まず独学では限界があると感じました。



学校でみっちり2年間学んでも、正直、超基礎レベルしか出来ません。

Web開発やシステム開発のノウハウを身に付けるには、それ相応の時間と労力が要ります。

私はもし独立する場合においても、実務経験はそれなりに必要だと思っています。

(そもそも職業訓練が再就職を目標とした制度なので、会社に就職しないといけないという事情もありますが)


今はサイトから個人で仕事の案件も得られますが、いい案件の条件には大概「実務経験○○年以上」と書かれているものが殆ど。


 私はまず堅実に、地元の企業に就職をする予定です。



 正直、実務レベルでの仕事をしだした時に続くかも分かりません。

 学校レベルとは労力や大変さは桁違いだと思います。

 しかしそれでも今は楽しいですし、

 何より、前の会社を辞めなければこういった体験も出来ませんでした。



体験をしてみなければ、何も分かりません。



大事なのは、何でもやってみる事だと思います。


就職後は給料として堅実に稼ぎつつ、スキルを活かした副業が出来たらいいなぁなんて思っています。




まとめ




分かれ道に立つ女性の画像


 
 
 機械エンジニアからITへの転身は、私にとって今までの人生で最大の挑戦でした。


 不安や困難も多くありましたが、自分の可能性を広げ、新しい世界を知ることができた喜びはそれ以上のものでした。





 国の職業訓練制度を利用することで、低リスクで新しい分野に挑戦できたことも大きな助けとなりました。


この記事を読んでくださった方で

同じように、キャリアチェンジを考えている皆さん

確かに不安は大きいかもしれません。

しかし、自分の情熱に従い、計画的に準備を進めれば、必ず道は開けます。

そして日本には、職業訓練など、それを支援してくれる制度も充実しています。



皆さんの新たな挑戦が、素晴らしい経験と成長につながることを心から願っています!

それでは!







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